【転職 失敗例】MBAも取得したエリート証券マン「失墜インベストメントバンカーさん」の失敗体験談と失敗しないためのアドバイス

転職体験者の情報

名前:失墜インベストメントバンカー(仮名)
性別:男性
現在の年齢:44歳
転職回数:4回
転職時の年齢:29歳
転職前の仕事:大手サービス業
転職を失敗した仕事:証券業界

転職歴は約20年弱のサラリーマン歴を通して4回(計5社に勤務)、現在はバーンアウトしてフリーランスになり(脱サラ)し、ネット上の翻訳者・ライターで細々食べています。

私は新卒で大手サービス業に就職した後、経理・IR職などで認められ、奨学金をもらって海外で留学をする機会を与えられました。

今思うと、これが自身に「虚栄心」を植え付け、ビジネスマン人生における蹉跌の遠因となっています。

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「MBA」も取得し念願の金融業界への転職

米国のまずまずの学校で悪名高い「MBA」を取得し、専攻は金融でした。

金融を専攻したのは単に最初のキャリアが財務系だったから、という考えナシのものでしたが、「ハンマーを持つと全てが杭に見える」という格言があるように、金融を勉強したからには金融マンという変な観念が生まれてきました。

給料もいいだろう、という欲得づくもありました。

しばらく同じ会社で働いた後、29歳の時念願の金融業界への転職を果たします。

留学の費用を半分返還しなくてはならなかったのでその意味でも辛かったのですが、自身の虚栄心に負けたというところです。

大手監査法人のコンサルティング部門で「M&Aのアドバイザー」という仕事でした。

転職はいわゆるリクルーターを介して非公開求人を紹介してもらい、何社も回って何度も面接をした上一社通りました。

憧れていた華の投資銀行業務でしたが、実情は外から見ていたものとは違い、細かい数字をエクセルでずっといじり、煩瑣な契約書の文言と取組み、毎日終電帰りでオフィスで風呂にも入らず泊まることもあり、休日は月に1回あればいいというものでストレスが溜まっていきました。

その割に給料は思ったほど良くありません。

それでもこの会社ではある程度案件の実績も付き、肉体と精神は蝕まれながらも虚栄心だけはなお膨れ上がって行きました。

伝統的な銀行グループへの転職で大失敗

この会社で1年超努めた後、やはり投資銀行マンは証券会社で働くものだ、という変な想念に憑りつかれ、同じ職種で大手銀行系子会社の証券会社に転職しました。

2回目の転職でしたが、これが大失敗でした。

伝統的な銀行グループで壮大なヒエラルキーがあり、銀行本体からの出向者→証券子会社のプロパー→中途採用者という厳然たる身分制度があり、役職・待遇にも明らかに差別が見られ、日々カーストの中で過ごすような扱いを受け、業務は相変わらず過酷、精神が完全にやられて酒浸りになりました。

ついには酔って公園でフラフラしていたら階段から足を踏み外して骨折する、というような羽目にも会いました。

元々前の会社の最後の方で燃え尽き症候群の芽があったところ、これで完全にバーンアウトしてしまい、結局辞めてしまうことになりました。

外から見て憧れていた投資銀行業界も、結局2年ほどしか続かず、エリートになる所逆に失墜してしまいました。

振り返ると最初に一番入った会社はプロパーでもあり留学させてくれるなどよくしてくれていたので、そのまま居れば良かったと思いましたが、後の祭りです。

その会社に対しても恩をあだで返す形になりました。

その後、とあるメーカーが運よく拾ってくれて経理系の事務職に就きましたが、この時点で30台中盤に差し掛かっておりもう気力が無く、常に酒浸り・ノイローゼ気味で欠勤が目立ち、人間関係もうまく行きません。

その後父のコネであるIT会社の営業職にさらに転職をしましたが、燃え尽きておりやる気がなく営業の経験がない人間が成功するはずがありません。

最後は長期欠勤をして40ぐらいで完全にサラリーマン社会から脱落しました。

今は引きこもりのネットワーカーで貧乏且つ不安定な生活を強いられています。


転職に失敗しないためのアドバイス

今さら反省しても遅いですが、何が失敗の原因だったでしょうか。

初めに入った会社でおとなしく一生勤めあげていれば良かったのに、かっこいい仕事がしたいという「虚栄心」、沢山お金が欲しいという「欲得」にかられ、別にそのこと自体はやりたくもないことに手を出したためです。

教訓、転職をする際のアドバイスとしては、やりたい仕事だから転職する、というのは健全ですが「聞こえがいいから」等の虚栄心に駆られて転職すると失敗します。

自身の人生が他山の石となることを願ってやみません。

この記事の筆者

ナッシュ(仮名) 40歳台前半 / 男性

[学歴] ・早稲田大学政治経済学部経済学科卒
・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 MBA(全米トップ50傑以内)
専攻: ファイナンス, トップ10%で卒業

[職歴] ・経理・IR畑を経て、投資銀行業務(M&Aアドバイザー)や財務系SEを経験
 EQが低く人間関係が下手であまり大成しませんでしたが、数字いじりだけは得意でした。
・40歳にてフリーランスの産業翻訳家として独立
言語は英語・タイ語、主要対象分野は財務・法務系(アニュアルレポート・契約書等)
 翻訳家になりたかった、というより通勤電車がイヤで無理に脱サラした感があります。
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