【転職 失敗例】公文教室に転職した「かなこさん」の失敗体験談とアドバイス

この記事の筆者
名前:かなこ(仮名)
性別:女性
現在の年齢:55歳
転職時の年齢:35歳
転職を失敗した仕事:教育

35歳のとき、下の子どもが小学生になったのをきっかけに、外で働く仕事に転職しました。

理由は、プラスアルファの収入が欲しかったことと、子どもがある程度手を離れたと思ったので、自身の強みを生かした仕事をしてみたかったからです。

これで3度目の転職でした。

一度目の仕事は、大学卒業後独身時代に従事していた仕事で、広告会社で校正の仕事をしていました。

二度目の仕事は、子どもが生まれてから始めた在宅の仕事で、英検準1級、TOEIC800点の資格を生かして、ECCホームティーチャーをしていましたが、生徒が集まらず、収入が少なかったのです。

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公文教室の運営者募集に応募

そこで、外に出て、もっと多い収入を得ようと、新聞のチラシに入っていた求人広告を見て、公文教室の運営者募集に応募しました。

実際に転職して、何が失敗だったかと言うと、まず収入が欲しくて転職したのに、なかなか仕事にありつけなかったことです。

具体的には数か月間に及ぶ、無収入の、しかも交通費もやたらとかかる研修が待っていました。

そして研修を終えて、教室を運営する資格を手に入れても、今度は教える教室がなかなか見つかりません。

すでに公文の教室なんていっぱい存在していますから、自分が通える範囲の距離内で、新しく教室を開く場所を見つけるのに、また数ヶ月かかりました。また無収入の状態です。

そして、やっと場所が見つかって、教室を開く、となったとき、会社側から注文がつきました。

借りた場所を教室らしく改装するように、と。結局改装代に十数万円かかり、1円も稼がないうちから出費を余儀なくさせられました。

そしていよいよ教室が始まるわけですが。多くのこうした塾の先生は、教育関係には明るくても、経営関係、特に生徒を集める、という営業関係には疎い人が多いと思います。

公文では、それも自分でしなければならず、イヤでたまらないのに、個別訪問をさせられて、押し売りに対するような態度を取られたり、つらいことが続きました。

教えるのはプロでも、営業なんてど素人だからです。

会社側は宣伝の費用は負担してくれましたが、実際に動かなければならないのは先生自身。

ここで生徒を集められなければ、暗い未来が待っています。

1年間給料ゼロ円で働く結果に

当然この時点で、教室改装代持ち出しで、収入は相変わらず1円もなく、赤字状態です。

そして、結局私は、十分な生徒数を集めることが出来ませんでした。

開校1年目は、教室の賃料は会社が負担してくれます。

あとは、生徒の月謝の50%をロイヤリティとして会社に納めます。十分な生徒を集めることが出来なかったので、教えること自体は楽しかったのですが、結局1年間、利益をまったく出せずに、つまり給料0円で働いてしまいました。

収入が欲しくて転職したのに、1円も稼げませんでした。ひどい話です。

また会社側が押し付ける教室の運営方法にも無理があり、アシスタントを雇わなければ回らないような仕事量なのですが、アシスタントの給料を払うのは私たち。会社からは1円も出ません。

結局私は一人で運営していました。

アシスタントの給料を払う余裕なんてなかったからです。さらに運営期間中も、しょっちゅう研修で、高い交通費を払って会場に行かねばならず、やっとの思いで行った先で「君たちはバカか」呼ばわりされ、弁当を勝手に出されて、その経費は給料から引き落とされていました。

生徒たちはかわいかったのですが、他に何も良いことがなく、ストレスがたまる一方でもあり、何より収入がないことと、自分の子どものほうが大切である、と気が付いて、1年ごとの更新制の仕事だったのですが、次年度新たに更新するのをやめて、退職しました。

研修期間と実際に教室を運営していた期間、1年半でさようならしました。


現在転職を考えている人へのアドバイス

公文のようなフランチャイズ制の教室運営は一見、魅力的に見えるかもしれません。

実際、教室運営に成功して、毎月大金を稼いでいる方もいます。

しかしそうした教室運営者は、ほんの一握りです。

ほとんどの運営者は、わずかな収入か、もしくは毎年赤字、という人もいました。

自分の実力が発揮できて、やりがいのある仕事ではありますが、結局教えることがいくら上手でも、営業、つまり生徒をいかに集めるかのノウハウを駆使できなけれな、教室は沈没してしまうだけです。

こうしたフランチャイズ教室はいろいろありますが、生徒募集のサポートをどこまで突っ込んで、親身になって会社がやってくれるかは、事前によく調べたほうがいいと思います。

あと、収入が欲しくて仕事に就くのが普通なのに、私のように、先に出費が必要になったり、何ヶ月も無給状態が続くような仕事形態は、余裕がある人しか無理ですよね。

私も余裕があったわけではないのですが、教えることに自信がなまじっかあったために、ずるずると時を過ごしてしまいました。

早くに見切りをつけて、研修の途中ででも、他のすぐに収入をもらえる仕事を探せばよかったな、と思っています。

これから転職する人は、どれくらいの収入がいつ欲しいのか、事前に考えて活動されることをお勧めします。

この記事の筆者
かなこ(仮名)。55歳。立命館大学卒業。英語が好きで、独学で英検準1級、TOEIC800点を取得。独身時代はOLでしたが、結婚してからは自分の資格を生かして、教育関係の仕事に従事していました。ECCホームティーチャーを経て、公文式運営者に転職。そこで挫折を味わいました。現在はサイト「映画から始める英会話」を中心に、英語に関する情報を発信して楽しく過ごしています。
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