【転職 失敗例】お金に目がくらみ建設業に転職した「大木一男さん」の失敗体験と失敗しないためのアドバイス

転職体験者の情報

名前:大木一男(仮名)
性別:男性
現在の年齢:66歳
転職回数:2回
転職時の年齢:39歳
転職前の仕事:建設業(現場監督)
転職を失敗した仕事:建設業(工事に着工する前段階の詰め作業)

40歳を目前に控えていました。

その当時建設会社で現場監督として同僚たちと切磋琢磨してマンション・事務所・工場等の新築工事を次から次へと忙しくこなしていました。

バブル最盛期で仕事も充実していて現場手当等の報酬にも満足していました。

何の不満も無く、有意義な毎日を送っていましたが、時々考える事は、もうそろそろ現場監督を卒業して工事部長といった管理職になり現場に出なくていいような立場にならないといけないと思い始めました。

ただ、そんな深刻には考えておらず、漠然としたものでした。

そんな時、同郷の先輩から「うちに来てくれないか」というお誘いを受けました。

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「来てくれれば年収1000万払う」の言葉で転職することに

彼は中学校を出て大工となり、持ち前の行動力と統率力を武器に独立し数人の大工さんを使い農家相手に入母屋造り・数寄屋造り等の化粧造りの木造建築を主体にやりきれないほどの仕事量をこなしていました。

彼の会社には番頭さんがいて彼と二人で営業・打ち合わせ・工事の監理から集金までをこなしていましたが、体調不良で退社してしまい、日頃から縁のある私に白羽の矢が立ったという次第です。

単なる話として聞いていましたが、真剣な要請を受けて思い悩みました。

それでも、転職しようという気は起きませんでした。

しかし、なかなか応じる気配を見せない私に業を煮やして次の一言を発しました。

「来てくれれば年収1000万払う」と、懇願されました。

金で動いたと言っても過言ではありません。

もろくも翻意しました。

少しずつ自分の中で芽生えていたこのままでいいのだろうかという不安・将来を見据えた自らの立ち位置を安泰にしたいという思いが安易な方向へ向かいました。

新しい仕事は今までと全く異なり、現場に出る事ではなく、お客様とプランニングの打ち合わせ・住設展示場への誘導・銘木の産地案内・住宅建材の工場視察等これまでかかわる事のなかった工事に着工する前段階の詰め作業が主でした。

お客様・メーカー営業マン・業者の親方等との接触が多くなり、飲む機会も増え今までとは違った世界を見ていました。

それは、以前にもまして、面白く、楽しい充実した瞬間でもありました。

現場監督時代は人との交流といった部分では世界が狭く、深い付き合いはあっても限られた中での事でした。

しかし、転職してからは多岐にわたっての交流がありましたし、職業も様々で話をしていても勉強になる事ばかりで、自らの見識も広まったかなと思います。

バブル崩壊と共に退職

ただ、5年もすると、バブル崩壊と共に仕事も減り、新規のお客様の開拓が主戦場となり営業の難しさも身にしみるようになり、社長の私に対する態度も横柄になってきました。

そして、それが待遇面にも表れてくるようになり潮時を悟り退職しました。

その後の人生は筆舌に尽くせないものでした。

再就職は手間取り、とりあえず、どんな事でも働かなければ家族を養っていけないとの思いで、畑違いの職種につきました。

さらに、副業で運転代行のバイトをし、昼夜働きました。

それでも、以前の給与の1/3程度でした。

その生活が5年くらい続きしっぺ返しを食らいました。と同時に、のちにあの転職が正解ではなかったという事実が判明しました。

前職の会社では近々支店を出す計画がありその支店長の候補に私の名が挙がっていたという事でした。


転職に失敗しないためのアドバイス

私はもともと現場監督というより営業向きでした。

コツコツと物造りをするといったタイプではなく、人と話をしていていつの間にかこちらのペースに相手を引き込んでいるといった事があり、同僚たちの間では、技術的には劣っていてもリーダー的な存在でした。

ですから、自分の天職は他にありという思いを持ち続けていたのかもしれません。

そのまま就業していれば支店長という地位を授かったかもしれない。

もちろん知っていれば辞める訳はありません。

辞表を提出した段階でこの男はここまでの男だと評価されてしまったのです。

金に目がくらんでの浅はかな転職の代償は大きかった。

一点を重視するのでなく、総合的に見る目が必要だったのではないかと後悔しています。

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