転職力アップのための英語学習方法 その2: 英会話学校

本シリーズの最初の稿では、昨今グローバル化が叫ばれる中日本のビジネス社会で実際にどれぐらい英語が必要か、という点につき私自身の例を交えてご説明しました。バリバリの外資でもない限り正直「思ったほど使わない」というのが結論です。

一方、転職力を高めるために履歴書を補強するという意味では、ある程度以上のスコア・資格が記載されていると(実際に使うかどうかは別に)案外強い、ともお書きしました。目安としはTOEIC 800 / 英検準1級「以上」です。

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困難な音声面

さてこれらのテストは両方実戦面も重視し、文法・語彙・読解力に加えてリスニングを中心としたオーラル面にもかなりの比重が置かれています(+ 英検の場合2次で面接)。

日本人一般にとっては前者の読み・書きより後者の聞く・話すの方が習得は困難です。一方、いわゆる学校の教科書や市販のテキストはどうしても前者寄りです。

この稿と次の稿では、このオーラル面を強化する二大ピラー、「通学型」の「英会話学校」、昔から絶大な評価・人気を誇る「自習型」の「NHK教材」について特徴とコスパ等のメリット・デメリットを述べてみたいと思います。まず英語の口語となると真っ先に思いつく英会話学校です。

学校毎の特徴と気になるお値段

一般に英会話学校で何をやっているかはご想像の通りであまり説明することはありません。ネイティブの講師とハンドアウトを手に日常的なトピックについて英会話する、というものです・・・基本どこも似通っており同質化しています。一般の自習型の教材と比べて「実際の会話」「双方向」であるという点が強みなのは言うまでもありません。

一方外人講師の給与がいわゆる「原価」となっており、このため非常にお高いものがあります。以下、各学校の特徴とお値段を見てみます。受講料については各校とも色々なコースがありそれによって変わりますが「目安」「標準的なもの」を載せております。なお、一般に形態としてはグループレッスン(生徒2~5名)とマンツーマンがあり、後者の方が格段に高いのも言うまでもありません。

オリコンのトップ5で世上でも有名な学校をご紹介します。なお私自身は通学の経験は一切ありませんが、覆面調査のように無料のトライアルレッスンを冷やかしで受けて回ったことがあり(以下の5校全て)、様子はよく存じております。

1] イーオン

お値段: グループ 3,000円/回(50分) / 年間(週二回)288,800円
堂々のトップに輝いたのはこちら、イーオンです。内容が優れているというより石原さとみ効果でしょう。グループ主体で、内容は会話メインですが読み・書き面にも力を入れているようです。日本人講師が出て来る場合があるのでこの点要注意です。

2] GABA

お値段: マンツーマン 6,000円/回(40分) / 年間(週二回)576,000円
この中では一番歴史が浅い割にクリーンなイメージとヘビーな車内広告戦略で2位に躍り出ています。イーオンやESSと違い、マンツーマンのみ / ネイティブ講師のみを打ち出しているのが特徴で、日常会話よりビジネス寄りのようです。以上の理由でこの中ではこちらが一番オススメです。

3] ECC

お値段: グループ 5,000円/回(100分) / 年間(週二回)480,000円
イーオンと同じくグループ主体で、内容は会話メインですが読み・書き面にも力を入れているようです。日本人講師が担当することがあるのも似ています。最も歴史があり中では一番アカデミックな感じで、民間業者ながらいわゆる「学校」感が強いです。

4] ベルリッツ

お値段1: グループ 3,000円/回(40分) / 年間(週二回)288,800円
お値段2: マンツーマン 7,000円/回(40分) / 年間(週二回)672,000円
本場米国発の学校で、この中ではお値段的にややハイ・エンドですが教育メソッドに優れていると定評があります。ネイティブ講師主体のようです。

5] シェーン

お値段: マンツーマン 7,000円/回(40分) / 年間(週二回) 672,000円
以上は「米国英語」主体ですが、こちらは「英国英語」主体を謳っています。どちらがいいということはありませんが、このような点も考慮して学校選びをするべきです。グローバル度・表現の汎用性としては米国、日本人にとって音声面での馴染みやすさでは英国です。個人的にビジネスマン・ウーマンには前者をお勧めしています。

このように学校によって値段の差はありますが、週2回通っただけで年間数十万円という恐ろしい高さです。私のような貧乏なネットワーカーにはとても手が出ません(石原さとみに会いたいのでイーオンに通いたいのですが)。さて一回数十分・週2回でそうすぐペラペラになるわけもなく、メリットは認めるながらコスパ面としてはどうか・・・という感想です。


留意点

一点悪口ではありませんが、英会話学校一般について留意点が御座います。それは外人講師の質、という点です。基本日本で何らかの理由でバガボンドしていたい、という人をバイトで雇っているため、教育メソッドについてある程度の訓練を受けているものの、英語がネイティブとして当然喋れるという以外全般に知的な質が低く大卒や院卒の人はあまりいません。MBAなりを持っていたら日本で住みたいにせよ英語で働ける外資に就職することでしょう。なおベルリッツは大卒者も案外いるようで(パートでなく契約社員レベルでしょうか)この点でもハイ・エンド寄りです。なので、あまり内容面は期待しないで下さい、という感じです。

まとめ

やはり石原さとみは可愛い! という点に尽きます!!

・・・と、冗談はさておき「実際の会話」という点で他の学習メソッドと一線を画しているながら、いかんせんお値段が高過ぎる・・・というのが悩みどころです。時間面でも通う必要があるためそういうコストはあります。この点、最近はオンライン英会話なるものが台頭していきていると聞きますが・・・まだいわゆるスクールの方が幅を利かせています。

次回は対抗馬のNHK教材についてお話します。

筆者のプロフィール
ナッシュ(仮名) 40歳台前半 / 男性

[学歴]

・早稲田大学政治経済学部経済学科卒
・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 MBA(全米トップ50傑以内)
専攻: ファイナンス, トップ10%で卒業

[職歴]

・経理・IR畑を経て、投資銀行業務(M&Aアドバイザー)や財務系SEを経験
EQが低く人間関係が下手であまり大成しませんでしたが、数字いじりだけは得意でした。
・40歳にてフリーランスの産業翻訳家として独立
言語は英語・タイ語、主要対象分野は財務・法務系(アニュアルレポート・契約書等)
翻訳家になりたかった、というより通勤電車がイヤで無理に脱サラした感があります。

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