転職力アップのための英語学習方法 その1: 英語、必要?

皆さん、こんにちは! 脱サラ後、翻訳・ライティングでネットワーカー(& ゲーマー)をしつつコソコソ引きこもり生活を送っているナッシュと申します。

本シリーズでは、「転職力アップのための英語学習方法」というお題で様々な英語の勉強方法を紹介してみたいと思います。

さて、まず日本のビジネス社会でそもそも英語が要るか? 要るとしたらどの程度の力が必要か、という点につき本稿では考えてみたいと思います。

島国でドメな我が国でもグローバル化が叫ばれており・・・実際にそうなっているかは別・・・英語の必要性はより声高に謳われるようになって来ています。会社によっては実際にはほとんど日本語で会話しているはずなのに英語を「公用語」に指定するというオシャレなことをしちゃったり(ユニクロ・楽天)、そこまでしなくてもTOEICの受験・一定のスコア確保を義務付ける会社も増えてきました(意地悪く昇格要件の一つにしたり)。英語が好き・得意ではなく、使いもしないのに土日にTOEICの勉強を強制されてため息をついている方も多いはずです。実際のところどうでしょうか? 私自身の経験を交え具体例で見てみたいと思います。

【スポンサーリンク】

冒頭サマリー

本シリーズは計5回を予定していますが、先に要旨を以下の通り述べておきます:

●外資系企業でもない限り「思ったほど」英語は使わない・使う時も無くは無い(なお話す、もそうだが読み・書きも思ったより重要)
●一方、ある程度のスコア・資格なら、上記のようなグローバル志向の風潮により「履歴書効果」はまずまず有る→転職力を補強する効果アリ
●生兵法はケガの元で相応の実力が無いとビジネス社会で使うのは危険
●中級者向け学習方法: NHKの教材がコスパの点でオススメ(英会話学校より)
●上級者向け学習方法: TIMEなどの高級紙を日々読むのがオススメ

実践と履歴書

さて「生兵法はケガの元」と言いましたが、具体的にはどんな感じでしょうか。

私はMBA留学経験があり、その時チームを組んでいる別の留学生に英語でこう言われました:

“Are you boring with your work?”

意図としては「勉強飽きちゃったの?」ですが、”bore”は他動詞で「飽きさせる」(飽きる、ではなく)という意味であり、正しくは:

“Are you bored with your work?”

であり、最初の英文では「お前はやることなすこと退屈な人間だなぁ」というような意味になります。

クラスメート同士なので間違いを指摘して笑って済ませばいいのですが、これをビジネスの現場でやったらどうなるでしょうか? 例えば外国人の部下にこういうことを言ったら即パワハラ扱いにされ人事部に訴えられます。

英会話学校などでは「間違い恐れずまず口に出してみよう! そのうちうまくなる!!」というようなことを言いますが、それは差し当たりの無い / 間違っても致命的なことにはならない日常・旅行会話に当てはまることで、ビジネス社会では「恐れて」下さい。

逆にどのレベルで英語を勉強にするにしても、一定以上の力に達するまではヘタに使おうとしない方が賢明です(伝言ゲームになるが出来る人に当面任す)。目安としては「最低」TOEIC 800 / 英検準1級 = ギリ・ビジネスレベルぐらいで、中級者向け学習方法の稿ではこのレベルを目指す場合、上級者向け学習方法の稿ではTOEIC 900 / 英検1級 = ビジネスレベルを目指す場合のメソッドを紹介致します。

履歴書に載せて効果があるのもTOEIC 800 / 英検準1級以上で、英検準2級程度なら新卒・第2新卒以外(いわゆる転職時)は却って書かない方がいいかもしれません。

ナッシュ氏の例

さて、私は20年弱に渡り都合4回転職し5社で勤務経験がありますため、その間どの程度英語を使ったか、ざっくりご紹介したいと思います。

まずキャリアの概要です:

●大手警備会社(ドメ) 商品企画・経理 / IR
●大手監査法人系財務コンサルティング会社(外資) M&Aアドバイザー
●大手証券会社(ドメ) M&Aアドバイザー
●大手文房具メーカー(ドメ) 経営企画
●大手IT会社(ドメ) 半営業 / 半SE

この間、最初のサービス会社から企業派遣で留学し、米国のある程度の学校でMBAを優秀な成績で取得しています。自慢ではなく、この点私は普通よりはるかに「英語力がある・グローバルな」人間です。つまり英語を使う機会が日本で働きながらも相当ありそうなものですが・・・どこも「大手」なので何らか海外事業は手掛けています・・・以下の具体例のように「思ったほど無い」ということを示そうとしています。

大手警備会社(ドメ)

相当海外事業を赤字まみれで手掛けており、M&Aまで取らせたのに少なくとも喋る機会は一切ありませんでした。

経理は連結決算をやっていたので海外子会社の財務諸表を見たりいじったり、IRでは英語版のアニュアルレポートも出していた(海外では上場していないながら、自主的に)ので英語での説明を「エディット」したり・・・ライティングはIR専門コンサル会社に外注・・・という「だけ」でした。

喋る機会あるかと言うと、IRの際上司が日本で外資に勤める外人のアナリストに「下手な」英語で質問に回答していた・・・のを目撃したぐらいです。私は単なるスタッフですのでそういう「顔」の仕事はまだやらせてもらえませんでした。

大手監査法人系財務コンサルティング会社(外資)

クロスボーダーのM&Aの経験が少しあります。その際シンガポールの相手先とメールにより英語で話したりすること(ある種の喋る)もありますが、私は単なるスタッフですのでそういう「顔」の仕事はまだやらせてもらえませんでした。

財務分析をエクセルでやる際、勘定科目等を英語で表記した「ぐらい」です。外資なのに。他は推して知るべしですが、念のため記載します。

大手証券会社(ドメ)

一切ナシ。(´;ω;`)ウッ…

大手文房具メーカー(ドメ)

一切ナシ。(´;ω;`)ウッ…

大手IT会社(ドメ)

ここに来て、同社は時に海外のIT会社と提携などをすることがあり、通訳を雇うと高い・事情に通じていないため、トップ通訳に「たまに」狩り出されることもありました。キャリアの終焉、新卒から約20年後40歳近くになって「やっと」喋りが来ました。「たまに」ですが・・・。それも単なる通詞ですので意見を言ったり等内容には関与せずオームのようなものです。

このように、英会話学校の宣伝等を見るとビジネスのミーティングで聞いても分からない・話しても通じない・・・これではこれからのグローバル社会で困るよ、という脅しじみたことを打ち出したりしていますが、ドメな会社で働いている限り別にさほど困りません。英語が出来る人が単にやるだけです。

ちなみに私のキャリアは、前半は良く後半がボロボロで脱サラを余儀なくされており、この様子については「MBAを取得したエリートの転職地獄」というシリーズでコミカル・自嘲的に紹介していますので興味がある方はご覧下さい。また、MBAそのものを紹介しているシリーズもご用意しております。


まとめ

このように、グローバルっぽい人間でもバリバリ外資で働いているということでもない限り実際にはさほど英語を使う機会はありません。あっても読み・書きの方が多い感じです。

なら英語勉強する意味あるんか(特にリスニングを含むオーラル面)、と思われるかも知れませんが、

●使う時もある・出来て損ではない
●スコア・資格は履歴書に効く(転職時)

ということはありますので、勉強「してもいい」かとは思います。次回の稿からは具体的な方法論をご紹介したいと思います。

筆者のプロフィール
ナッシュ(仮名) 40歳台前半 / 男性

[学歴]

・早稲田大学政治経済学部経済学科卒
・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 MBA(全米トップ50傑以内)
専攻: ファイナンス, トップ10%で卒業

[職歴]

・経理・IR畑を経て、投資銀行業務(M&Aアドバイザー)や財務系SEを経験
EQが低く人間関係が下手であまり大成しませんでしたが、数字いじりだけは得意でした。
・40歳にてフリーランスの産業翻訳家として独立
言語は英語・タイ語、主要対象分野は財務・法務系(アニュアルレポート・契約書等)
翻訳家になりたかった、というより通勤電車がイヤで無理に脱サラした感があります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

five × 1 =